- かわ
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かわ[~ハ](連語)⇒ かは(連語)IIかわ【佳話】よいはなし。 美談。IIIかわ【側】※一※ (名)(1)相対するものの一方の面。
「南の~の斜面」「川のこちらの~」
(2)対立するものの一方の立場。「被害者の~に立って考える」
(3)列をなすもののそれぞれの列。「この~の人は立ちなさい」
(4)名詞の下に付いて, 相対するものの一方の面であることを表す。「南っ~」「上っ~」
※二※ (接尾)助数詞。 列を数えるのに用いる。 列。「窓に近い二(フタ)~の席は暖かい」「三(ミ)~目中央の客席」
→ がわ(側)IVかわ【川・河】降水や湧水が, 地表の細長い窪(クボ)みに沿って流れるもの。 河川(カセン)。~の字に寝る子を中心にして夫婦が寝る様子を「川」の字に見立てていう。Vかわ【歌話】和歌に関する話。 歌談。VIかわ【皮】(1)動植物の外表を覆い包んでいるもの。 表皮。「手の~がむける」「面(ツラ)の~が厚い」「リンゴの~」
(2)獣類の{(1)}をはぎとったもの。 毛皮。「虎の~」
(3)中身を覆い包んでいるもの。「饅頭の~」
(4)物事の真相を覆い隠しているもの。 うわべ。「化けの~」
(5)〔なめした皮を用いていることから〕鼓(ツヅミ), また三味線。「大~(オオカワ)」
→ 革~か身(ミ)か物事の区別のつきにくいことのたとえ。「ええ, こなたは~, 合点がいかぬ/浄瑠璃・五十年忌(上)」
~に掛・ける新作の清元・浄瑠璃などを舞台で演奏する。「元の姿を失ひたる曲を~・けたる時/即興詩人(鴎外)」
~を引けば身が付く両者の関係が密接で, 一方に何かあれば他方が影響を受けることのたとえ。VIIかわ【鈹】硫化鉱石の製錬の際, 鍰(カラミ)と分離される, いくつかの金属硫化物の溶け合ったもの。 マット。VIIIかわ【革】〔「かわ(皮)」と同源〕毛を取り除いてなめした獣の皮。「~紐(ヒモ)」「~のバッグ」「~ジャン」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.